2010年7月14日水曜日

広島のみどり

突然ですが、皆さん“被爆アオギリ”って知ってますか?

ご存知のように、1945年8月6日広島に原爆が投下されました。
その当時は「広島には75年間草木も生えないだろう」といわれていたそうです。

そんな中、爆心地から約1300mの場所でアオギリの木は被爆し、爆風と熱線で焼け焦げになりましたが、その翌年1946年の春に芽吹いたそうです。

私は広島で生まれて、広島で育ちました。
小学生の頃から平和教育で被爆者のお話を聞かせていただいたり、原爆資料館に何回も訪れ、もちろん被爆アオギリのことも知っていました。

そして、4月に広島花宿に泊まって頂いたゲストさんから、被爆アオギリの種を頂いたんです!!
このお客様は被爆アオギリの種を日本各地で育てよう。というプロジェクトに携わっておられて、私もその育て親になるべく、5月から一生懸命5個の種を芽吹かせようと頑張っていました。

最初は濡らしたティッシュの中に種を入れ、発芽するまで2週間。
2つの種のみ発芽に成功。
(写真を撮るのを忘れました~)

その後は、鉢に植え替えて更に芽が出てくるまで1週間くらいかかりました。
現在の状況は、写真の通り!










元気にすくすく育ってます!!被爆アオギリ何世になるんでしょうか??長い年月を経て、広島の我が家にやって来たこの子達。
よ~く見ると、葉っぱがハートの形なんです。とってもかわいいですよね♪

そして、広島の蒸し暑い気候の中すくすく育つもう1つのハートの葉っぱ。










去年から家のベランダで育てている2本のオリーブ。
初めて実をつけました!!
どうやって食べようか考え中です。

植物を育てて、成果が出ると本当に嬉しいものです。

広島の被爆アオギリの成長からも目が離せません!!
また経過を追って成長過程をご報告したいと思います。

被爆後も、こうやって子孫を残し続けている被爆アオギリの木は平和公園、平和記念資料館東館北側の緑地帯で今も生きる力を訪れる人々に伝え続けています。

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