2011年6月24日金曜日

ワーホリ体験記 in カナダ~その①~

十代の終りくらいから旅が好きになりました。
きっかけはインド。この海のものとも山のものともわからない巨大なる人海の国にて、すっかり正気を失い、常識非常識、善行悪行、崇高低俗もわからなくなり、宙ぶらりんの妙味を覚えました。現地の人とは俄仕込みのヒンディー語で意思疎通ができたものの、英語がほぼできなかったので、他の旅行者と会話したりは全然できませんでした。

そこで、やっぱり旅好きなら英語がある程度話せなくてはと思い、ワーホリで長期滞在を計画しました。アテネオリンピックが開催される前の年でした。ノルマである50万円が貯蓄できる皮算用ができたので、翌年分のワーホリ申請をすることにしました。

どこにいくか?
当時の選択肢は、英語圏の国では、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリスの4カ国でした。どこにいくかは消去法です。オーストラリア、ニュージーランドは南半球です。地球の表面から落っこちてしまいそうなのでやめました。イギリス。幼稚園の頃からずっとサッカーをしていたのでとても興味があります。ビートルズ、ローリングストーンズも好きです。それでも、想像上ではいつも天気が悪く、自分がイギリスにいる姿が上手くイメージできないのでやめました。残るはカナダ、ついでにアメリカも旅行できるな、ということで目的地はカナダに決定。

なにをするか?
中学高校と勉強は大の苦手だったので、座っていられない・・・・、語学学校はパス。旅はしたいが、宿泊費は高い。そこで見つけたのがWWOOF(World Wode Opportunities on Organic Farms)...living, learning, sharing organic lifestyles. いいね、カナダっぽい。ということで申請。申請はカナダについてから。事務局はバンクーバーなので、トロントから封筒を速達で送る。届いていれば郵便物が返送されるはずなのに、3日・4日たっても何もなし。カナダって広い。チャーチ通り沿いのユースホステルの同じ部屋に泊まっていた職探しをしているインド人と待ってはみるものの、連絡はなし。あまりにも不安なので、彼が執拗にタバコを欲しがるのも嫌だったので、下書きのメモを片手にバンクーバーへ電話すると、返送をしたとのこと(たぶんそう言っていた)。

数日後、ホステルの受付の兄ちゃん、おそらく韓国系カナダ人もしくは韓国人、に何か届いていたか尋ねるとメッセージボードを見ろと。そこにはA4サイズの封筒が。緑色の表紙がついたWWOOFのパンフレット。カナダ中のホストファームが簡単な説明文とともに載っています。文面から人の良さそうなファームを選びます。ポイントは子供がいるかどうか。親と話せなくても子供となら話せる、たぶん。さらにできれば大家族がいい。という条件を満たしたある一軒のファームにメールを送る。電話はまだ怖いので・・・・

つづく






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