京都の町は碁盤の目になっています。
でも同じような道が多く、細かい道もたくさんあるので、同じ所をぐるぐる迷う方もおられるようですね。
そんな事を考えていた時、京都の住所について紹介しよう!と思いつきました。
私は京都育ちなので当たり前のように思っていましたが、改めて見てみるととても京都らしく おもしろいです。
何が独特かというと、私たちは特定の場所へ行きたい時、主な通りを規準に、そこから(北へ)上がる、(南へ)下がる、西へ(東へ)入るとゆう表現で位置を表すとゆう事です。
例えばこちら花宿の住所、「(京都市下京区)不明門通り七条上る」は「七条通りから(北へ)上った不明門通り」という意味。
二条城でいえば「京都市中京区二条堀川西入る」は(堀川通りから西へいった所)となります。
京都のタクシーの運転手さんは ほとんどこの方法で道を探します。
なのでみなさんほとんどの道を覚えておられます!!すごいですね!
「◇◇寺??・・・ああ~あそこは○○通りから南に下がってちょっと西に入ったとこやな~」てな感じで案内してくれますが、京都の道の名前を知らない人にはさっぱり。笑
でも!でも!逆に道の名前さえ覚えれば、もう京都の道に迷う事はありません!
京都には道を覚える為のわらべ歌があります。
東西へ走る道(横軸)は・・・
♪まる たけ えびすに おし おいけ (丸竹夷ニ押御池)
あね さん ろっかく たこ にしき (姉三六角蛸錦)
し あや ぶっ たか まつ まん ごじょう(四綾仏高松万五条)
せきだ ちゃらちゃら うおのたな (雪駄ちゃらちゃら魚の棚)
ろくじょう さんてつ とおりすぎ (六条三哲とおりすぎ)
ひっちょう こえれば はち くじょう(七条こえれば)
八九条じゅうじょう とうじでとどめさす♪(十条東寺でとどめさす)
南北へ走る道(縦の道)は・・・
♪てら ごご ふや とみ やなぎ さかい(寺御幸麩屋富柳堺)
たか あい ひがし くるまやちょう(高間東車屋町)
からす りょうがえ むろ ころも(烏両替室衣)
しんまち かまんざ にし おがわ(新町釜座西小川)
あぶら さめがいで ほりかわのみず(油醒井で堀川の水)
よしや いの くろ おおみやへ (葭屋猪黒大宮へ)
まつ ひぐらしに ちえこういん (松日暮に智恵光院)
じょうふく せんぼん さてはにしじん ♪(浄福千本さては西陣)
24年京都に住んでいる私はまだ半分ほどしか分かりませんが、年々覚える道が増えてきて
どこへ行くにもスムーズに行けて京都散策が楽しくなりました。お客さんに案内するのにもとても役に立っています!
3 件のコメント:
僕も一応京都の人ですが、
せきだちゃらちゃらからは暗誦できないですねー
不明門通りも、近所の人でもない限り、アケズと読める人あんまりいないですよね。
とても面白かったです、ありがとう!よく参考すると思います :-)
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