2011年1月28日金曜日

京都らしいことといえば・・・

京都観光へ来られた方はご存知だと思いますが、

京都の町は碁盤の目になっています。

でも同じような道が多く、細かい道もたくさんあるので、同じ所をぐるぐる迷う方もおられるようですね。

そんな事を考えていた時、京都の住所について紹介しよう!と思いつきました。

私は京都育ちなので当たり前のように思っていましたが、改めて見てみるととても京都らしく おもしろいです。

何が独特かというと、私たちは特定の場所へ行きたい時、主な通りを規準に、そこから(北へ)上がる、(南へ)下がる、西へ(東へ)入るとゆう表現で位置を表すとゆう事です。

例えばこちら花宿の住所、「(京都市下京区)不明門通り七条上る」は「七条通りから(北へ)上った不明門通り」という意味。

二条城でいえば「京都市中京区二条堀川西入る」は(堀川通りから西へいった所)となります。

京都のタクシーの運転手さんは ほとんどこの方法で道を探します。

なのでみなさんほとんどの道を覚えておられます!!すごいですね!

「◇◇寺??・・・ああ~あそこは○○通りから南に下がってちょっと西に入ったとこやな~」てな感じで案内してくれますが、京都の道の名前を知らない人にはさっぱり。笑

でも!でも!逆に道の名前さえ覚えれば、もう京都の道に迷う事はありません!

京都には道を覚える為のわらべ歌があります。

東西へ走る道(横軸)は・・・

♪まる たけ えびすに おし おいけ (丸竹夷ニ押御池)

あね さん ろっかく たこ にしき  (姉三六角蛸錦)

し あや ぶっ たか まつ まん ごじょう(四綾仏高松万五条)

せきだ ちゃらちゃら うおのたな (雪駄ちゃらちゃら魚の棚)

ろくじょう さんてつ とおりすぎ (六条三哲とおりすぎ)

ひっちょう こえれば はち くじょう(七条こえれば)

八九条じゅうじょう とうじでとどめさす♪(十条東寺でとどめさす)

南北へ走る道(縦の道)は・・・

♪てら ごご ふや とみ やなぎ さかい(寺御幸麩屋富柳堺)

たか あい ひがし くるまやちょう(高間東車屋町)

からす りょうがえ むろ ころも(烏両替室衣)

しんまち かまんざ にし おがわ(新町釜座西小川)

あぶら さめがいで ほりかわのみず(油醒井で堀川の水)

よしや いの くろ おおみやへ (葭屋猪黒大宮へ)

まつ ひぐらしに ちえこういん (松日暮に智恵光院)

じょうふく せんぼん さてはにしじん ♪(浄福千本さては西陣)

24年京都に住んでいる私はまだ半分ほどしか分かりませんが、年々覚える道が増えてきて

どこへ行くにもスムーズに行けて京都散策が楽しくなりました。お客さんに案内するのにもとても役に立っています!

3 件のコメント:

waruida さんのコメント...

僕も一応京都の人ですが、
せきだちゃらちゃらからは暗誦できないですねー
不明門通りも、近所の人でもない限り、アケズと読める人あんまりいないですよね。

yuya さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
pascal さんのコメント...

とても面白かったです、ありがとう!よく参考すると思います :-)